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視力低下の原因とは?

視力低下の原因は、一言では論じがたいものがあります。また軽率に言うべきものではありません。もし眼がぼやけたり、かすんだり、片目が見づらいなどの目の症状が起きたら、すぐに眼科を受診するようにしましょう。

視力低下の原因は、まず大まかに言うと、近視や遠視、乱視といった屈折異常があります。そのほか老眼という加齢現象。子供ならば、斜視や弱視、心因性視力障害も考慮しなければなりません。大人の場合は、眼病が視力が下がる原因のこともあります。

そのうえで、現在問題になっている視力低下の原因は、近くを見すぎる生活習慣といえるでしょう。パソコンやゲーム機の普及は、生活を便利にし、快適にしています。こういった科学技術の進歩は、その反面、運動不足を引き起こし、近視化を進行させています。

そのため、体を健康にし、目を守るためには、自力で解決法を模索し、実行に移さねばなりません。たとえば1時間に1回は目を休めて、遠くを見るなどです。目のツボ指圧によって、目の血行をよくすることも有効です。体の健康でいえば、日常のなかで歩く時間やエクササイズの時間を設けるなどが考えられます。

視力低下の原因、とくに近視の要因は、以上のように近くの見すぎです。ところが近くを見て目を酷使していないのに、視力が落ちることがあります。こういったとき弱視や遠視、眼病を考えてみる必要があります。

学校検眼(小学校の視力検査)でB判定やC評価、Dランクだとしても、近視とは限りません。遠視で視力0.5とか0.2ということもあり得るのです。すでに弱視を発症していて、目が悪いのかもしれません。脳にストレスがかかって、目に異常はないのに、遠くが見えないのかもしれません。急激な視力低下の原因は、じつに多岐に渡ります。

40代以降になると、目の病気の発症率が上昇するといわれています。眼病が視力低下の原因になるというわけです。白内障になると、レンズ系の水晶体がにごりますから、とうぜん遠くも近くも見づらくなります。黄斑変性症になると、視界の中心部に異常が発生します。そのほか網膜剥離、網膜静脈閉塞症、網膜動脈閉塞症など、失明につながるような危険な目の病気もあります。まずは目医者の診察を受けることが何よりも大切です。

視力低下の原因を考えるとき、眼球だけではなく、視神経、視覚伝道路、脳を総合的に見なければなりません。視覚は、目だけでみているのではなく、これらの協調作業だからです。目と脳は一体であり、目は脳の一部なのです。眼球は、脳神経によって脳までつながっています。これは鼻や耳でもいえることです。

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