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受験勉強と目〜視力低下と予防法
受験勉強と目は、切っても切り離せません。
読書と視力が密接と言い換えてもいいかもしれません。小学校や中学校、高校、大学、すべてに共通することですが、受験勉強は目を酷使します。近くを長時間見ることは、毛様体筋の緊張を伴うからです。
こういった生活形態が短期間の場合は、毛様体筋の緊張も自然に解消され、近視になることはありません。ところが受験勉強は生活すべてを勉強にささげます。今までクラブ活動をしていた人は、いったん休部します。もしこれが運動しながら勉強していれば、急激な視力低下もないでしょう。しかし、そうもいきません。
受験勉強と目は密接であり、今まで視力1.0あった人でも、半年で視力0.3や0.2まで視力が下がることも珍しくありません。理由は、近くを見すぎることによる毛様体筋の緊張です。ここから仮性近視が始まります。
受験勉強で目を視力低下させないためには、たまに遠くを見ることがもっとも簡単な近視予防法になります。手元の参考書や過去問ばかり見ているのではなく、たまに目を上げて遠くに焦点を合わせるように心がけるのです。たったこれだけのことで、毛様体筋は緊張から開放され、視力が悪くなることはありません。
そのほか受験で目を酷使しないためには、1時間に1回程度、休憩を入れ、目の血行を良くすることが大切です。これは、とくに本格的な
近視の視力回復用のトレーニングである必要はありません。目を強く収縮させるだけでも、目の血行はよくなり、遠くが見えるようになります。
もし時間があれば、速読法の訓練を行なうと、受験で目を守ることができます。速読は視力を向上できる可能性を持っています。目を速く動かすことが、外眼筋を鍛え、同時に毛様体筋の血行をよくすることにもなります。速読で視力をトレーニングすることは、脳の情報処理能力を高めることにもなります。
受験で目の視力低下を防ぐには、動体視力訓練も有効です。これは上記の速読術の目のエクササイズと似ています。時間があれば実践してみましょう。本を速く読めるようになれば、試験でも有利になりますし、参考書を短期間で何度でも反復学習できます。これが大脳に長期記憶として定着させることになります。